テレワークや外出先からの社内アクセスが増え、中小企業でもVPNを導入するケースが増えています。
しかし、VPNサービスには法人向け、個人向け、クラウド型、機器設置型などさまざまな種類があり、「どれを選べばよいのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に中小企業では、価格だけでなく、導入しやすさ、サポート体制、NASや社内ネットワークとの相性まで含めて比較することが大切です。
この記事では、中小企業・個人事業主・SOHOでも導入しやすいVPNサービスを、法人利用と個人利用の違いも含めてわかりやすく比較します。
中小企業がVPNを導入する目的
VPNは、インターネット上に安全な通信経路を作り、社外から社内ネットワークへ接続するための仕組みです。中小企業では、次のような目的で導入されることが多くあります。
自宅や外出先から会社のNASへアクセスしたい
共有フォルダや社内サーバーを安全に使いたい
テレワーク環境を整えたい
公共Wi-Fi利用時のセキュリティを高めたい
海外出張やリモートワーク時の通信を保護したい
法人向けVPNと個人向けVPNでは得意分野が異なります。社内NASや拠点間接続を重視するなら法人向け、個人の通信保護や海外利用を重視するなら個人向けVPNが候補になります。
VPNを選ぶ5つのポイント
1. 法人向けか個人向けか
社内ネットワークやNASへ接続したい場合は、法人利用に対応したVPNを優先しましょう。個人向けVPNは通信保護には強い一方、会社のNASへ接続する用途とは相性が異なる場合があります。
2. 導入しやすさ
IT担当者がいない会社では、専門的な設定が必要なVPNは負担になります。初期設定やサポートが分かりやすいサービスを選ぶことが重要です。
3. サポート体制
VPNは導入して終わりではありません。接続できない、端末を追加したい、設定を変更したいといった場面で相談できるか確認しましょう。
4. NASやテレワークとの相性
社外から会社のファイルを利用したい場合は、NASや共有フォルダとの相性が重要です。テレワークで使う人数や利用端末も確認しておきましょう。
5. 初期費用と月額料金
料金は安ければよいわけではありません。初期費用、月額料金、機器費用、サポート費用まで含めた総コストで比較しましょう。
中小企業向けVPNおすすめ5選 比較表
| サービス | 主な対象 | 導入しやすさ | 法人利用 | 個人利用 | おすすめ度 |
| だれリモVPN | 中小企業・法人 | ◎ | ◎ | △ | ★★★★★ |
| MillenVPN | 個人事業主・SOHO | ◎ | △ | ◎ | ★★★★☆ |
| NordVPN | セキュリティ重視 | ○ | △ | ◎ | ★★★★☆ |
| Surfshark VPN | コスパ重視 | ◎ | △ | ◎ | ★★★★☆ |
| Proton VPN | 無料から試したい方 | ○ | △ | ◎ | ★★★☆☆ |
※法人利用は「社内ネットワークやNASへの接続」を重視した評価です。個人向けVPNは、通信保護や海外利用には便利ですが、会社のNASへ接続する用途とは別に考える必要があります。
第1位 だれリモVPN|中小企業・法人におすすめ
中小企業に最もおすすめしやすいのが、法人向けのリモートアクセスサービスである「だれリモVPN」です。社外から会社のネットワークへ安全に接続し、NAS、サーバー、プリンターなど社内機器を利用しやすい点が特徴です。
特に、専用機器を設置して利用するタイプのため、固定IPの取得や複雑なルーター設定に不安がある企業でも検討しやすいサービスです。IT担当者がいない会社や、初めてVPNを導入する会社と相性が良いでしょう。
社外からNASや社内ネットワークへ接続したい
IT担当者がいない
固定IPやルーター設定に不安がある
テレワークを安全に始めたい
法人向けサポートを重視したい
一方で、個人の動画視聴や海外サーバー利用を主目的とする場合は、個人向けVPNの方が合うケースもあります。法人利用を前提に選ぶサービスと考えると分かりやすいです。
第2位 MillenVPN|個人事業主・SOHOにおすすめ
MillenVPNは、日本発のVPNサービスとして知られています。月額料金の分かりやすさや日本語で利用しやすい点が特徴で、個人事業主やSOHO、リモートワーク中の通信保護を重視する方に向いています。
社内NASへ直接アクセスする法人向けVPNというより、個人のインターネット通信を保護したい場合に候補になります。国内サービスを選びたい方や、VPNを初めて使う方にも検討しやすいサービスです。
国内サービスを使いたい
個人事業主やSOHOで利用したい
外出先のWi-Fi利用時に通信を保護したい
日本語で分かりやすいサービスを選びたい
第3位 NordVPN|セキュリティ重視の個人・SOHO向け
NordVPNは世界的に利用者の多い個人向けVPNサービスです。セキュリティ機能や対応デバイスの幅広さに強みがあり、外出先や海外利用時の通信保護を重視する方に向いています。
中小企業の社内NASへ接続する目的ではなく、個人やSOHOの通信保護、出張先での安全なインターネット利用、海外サービス利用などに向いています。
セキュリティを重視したい
海外出張や外出先で使いたい
複数端末でVPNを利用したい
世界的に知名度のあるVPNを選びたい
第4位 Surfshark VPN|コスト重視で使いやすい
Surfshark VPNは、コストパフォーマンスを重視する個人ユーザーに人気のVPNサービスです。複数端末で使いやすく、家族や複数デバイスで利用したい方にも向いています。
中小企業の社内ネットワークへ接続する法人向けVPNというより、個人や小規模事業者が日常の通信保護に使いやすいサービスです。料金を抑えながらVPNを始めたい方に適しています。
料金を抑えたい
複数端末で利用したい
個人利用を中心に考えている
VPNを気軽に始めたい
第5位 Proton VPN|無料から試したい方におすすめ
Proton VPNは、プライバシー重視のサービスとして知られるProtonが提供するVPNです。無料プランから始められる点が特徴で、まずVPNを試してみたい方に向いています。
本格的な法人向けVPNとして社内NASへ接続する目的よりも、個人の通信保護やプライバシー対策を重視する方におすすめです。無料で試し、必要に応じて有料プランを検討する使い方がしやすいでしょう。
無料からVPNを試したい
プライバシーを重視したい
まずは個人利用で始めたい
海外サービスも含めて検討したい
用途別おすすめVPN
| 用途 | おすすめVPN | 理由 |
| 会社のNASへ接続したい | だれリモVPN | 法人向けで社内ネットワーク接続に向いているため |
| IT担当者がいない中小企業 | だれリモVPN | 導入しやすさとサポートを重視できるため |
| 個人事業主・SOHO | MillenVPN | 日本発で使いやすく個人利用にも向いているため |
| セキュリティ重視 | NordVPN | 個人向けVPNとして知名度と機能が高いため |
| 料金重視 | Surfshark VPN | コストを抑えて複数端末で使いやすいため |
| 無料から試したい | Proton VPN | 無料プランから利用しやすいため |
法人向けVPNと個人向けVPNは目的が違う
VPNを比較するときに注意したいのは、法人向けVPNと個人向けVPNを同じ基準で比較しないことです。法人向けVPNは、社内ネットワークやNASへ安全に接続するために使われます。一方、個人向けVPNは、外出先のWi-Fi保護、プライバシー対策、海外利用などに強みがあります。
中小企業で「社外から会社のファイルにアクセスしたい」という目的があるなら、だれリモVPNのような法人向けサービスを中心に検討しましょう。個人事業主やSOHOで、主にインターネット通信を保護したい場合は、MillenVPN、NordVPN、Surfshark、Proton VPNなども候補になります。
VPN選びで失敗しないための注意点
料金だけで選ばない
法人向けと個人向けを混同しない
NASや社内ネットワークに接続できるか確認する
サポート体制を確認する
将来の利用人数も考えて選ぶ
特に中小企業では、導入後に「設定が分からない」「接続できない」「サポートがない」と困るケースがあります。初期費用や月額料金だけではなく、導入後に安心して使えるかを重視しましょう。
まとめ
中小企業向けVPNを選ぶ際は、料金だけでなく、導入しやすさ、サポート体制、NASやテレワークとの相性を総合的に比較することが重要です。
会社のNASや社内ネットワークへ安全にアクセスしたい場合は、法人向けのだれリモVPNが有力な選択肢になります。個人事業主やSOHOで通信保護を重視する場合は、MillenVPN、NordVPN、Surfshark VPN、Proton VPNなども比較するとよいでしょう。
自社の利用目的を明確にし、法人向け・個人向けの違いを理解したうえで、最適なVPNを選びましょう。
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中小企業向けVPNを検討している方へ
社外から会社のNASや社内ネットワークへ安全にアクセスしたい場合は、法人向けVPNを選ぶことが重要です。
IT担当者がいない中小企業や、初めてVPNを導入する企業は、導入しやすさとサポート体制も含めて比較しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 中小企業でもVPNは必要ですか?
A. テレワークや社外から社内ネットワークへアクセスする場合は、VPNの導入がおすすめです。通信を暗号化し、安全に業務を行いやすくなります。
Q. 法人向けVPNと個人向けVPNの違いは何ですか?
A. 法人向けVPNは社内ネットワークやNASへの接続に向いています。個人向けVPNは、外出先のWi-Fi保護やプライバシー対策に向いています。
Q. IT担当者がいなくてもVPNは導入できますか?
A. 導入しやすさやサポート体制があるサービスを選べば、IT担当者がいない中小企業でも導入を検討しやすくなります。
Q. VPNは料金だけで選んでも大丈夫ですか?
A. 料金だけで選ぶのはおすすめしません。サポート、運用のしやすさ、セキュリティ、NASとの相性も確認しましょう。
Q. NASを使う中小企業にはどのVPNがおすすめですか?
A. 社外からNASへ安全にアクセスしたい場合は、法人向けのリモートアクセスに対応したVPNを選ぶことが重要です。
Q. 無料VPNでも仕事に使えますか?
A. 無料VPNは試用には便利ですが、業務利用では速度、サポート、セキュリティ、利用制限を確認する必要があります。重要な業務では有料サービスも検討しましょう。

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